このイベントは中庭の管理をしている春日部図書館友の会(ボランティア)、春日部C工房(地元で活動中の団体)、春日部市立中央図書館の共催で行われました。
まずは参加者の皆さんと中庭の植物を観察です。
今の時期はアリウム・トリケトラムやヤマブキがきれいな花を咲かせています。
小鳥の鳴き声も聞こえる中、中庭にどんな植物があるか、どんな風に育てるかなど、皆さんの話がはずみます。
中庭をまわった後は種まきをします。今回植える種はワタノキ。コットンや木綿(もめん)ともいわれている、10月ごろにふわふわの綿ができる植物です。
中庭の中心的な大木の周りに参加者の名札を立て、名札の周りに種を5つずつ植えていきました。
無事に育ってくれるか、わくわくどきどきです。
種まきの後は、中庭に立ち寄ってくださる方々にもどんな植物が植わっているかがわかるように、名札を植物の横にさしていきます。
最後は絵本の読み聞かせと本の紹介です。
読み聞かせ絵本
書名:『ひとつぶのおくりもの』
著者名:マーシー・キャンベル、フレンチ・サンナ
出版者:あかつき教育図書
とてもひろいくさはらに住むおばあちゃんはたくさんの知恵やおくり物を男の子にくれました。帽子をかぶったドングリもそのひとつ。
世代をこえて渡されるおくり物がつなぐ、やさしい物語です。
紹介した本
書名:『たねそだててみよう』
著者名:ヘレン J.ジョルダン、 ロレッタ・クルピンスキ
出版者:福音館書店
卵のカラを植木鉢がわりに使って種まきをして、種がどんなふうに成長していくのかを観察した物語と、その観察の方法を紹介した絵本です。大がかりな準備がいらないので、気軽に観察日記がつけられそうです。
書名:『街の木ウォッチング』
著者名:岩谷美苗/著
出版者:東京学芸大学出版会
「オモシロ樹木に会いにゆこう」というサブタイトル通り、コブができている木や並んで植わっているのに極端に成長の仕方が違う木などなど、木々がどうしてそんな姿になってしまったのか解説しています。散歩の途中で見かける奇妙な木のナゾもとけるかもしれませんね!
このほかにも『藤なんでも百科』『たらのき』『かんたんおもしろ花写真』といった春から初夏ごろに見かける植物や植物にまつわる資料を図書館入り口のゲート横に中庭ワークショップ特集としてまとめています。ぜひご利用ください。
第7回中庭ワークショップにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
またのご参加をお待ちしています。
木陰のベンチでのんびりするのも気持ちがいい季節です。
中庭に出たことのない方も、ぜひ外でくつろいでください。