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図書館の本棚から 第96回

2025年5月22日更新

図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!

今回の担当者は、いつもの花壇じゃなく、原っぱで根をのばしたい気分のマリーゴールドです。

いつもは花壇や植木鉢の住人の草花が、ひょっこり道端や畑などにちょこんと葉を伸ばしていたり花を咲かせていたりするのを、たまに見かけませんか?

見つけた時にちょっぴりのホッコリ気分と勇気を分けてもらった気持ちになったりします。

さて、今回紹介するのはこの一冊。

書名:『タンポポ ハンドブック』
著者名:保谷彰彦
出版者/出版年:文一総合出版/2017.02
ISBN:978-4-8299-8143-6
請求記号:479.995

4月のある日。今が見ごろとの情報を聞きつけて、とある草花の観察ができる場所へ家族で出かけました。
目的の草花はもちろんしっかり写真を撮ったり観察したりと十分に堪能したのですが、現地で別の出会いがありました。
それは、出会いと言うよりは再会と言った方が正しいのですが、白いタンポポとの出会ったのです。

実は以前、我が家の庭の植木鉢に、我が物顔で葉も茎も(きっと根も)ぐーんと伸ばしているタンポポがいました。それが私の初めての白いタンポポとの遭遇でした。
タンポポといえば、黄色の花で、外来種とずっと日本に自生していた種とがあって、綿毛飛ばして遊ぶのと茎をストロー代わりに使ってシャボン玉が遊べたりする子供の遊び友達で、根っこはお茶になったり漢方になったりするらしい?曖昧な程度でしか知らないけれどとても身近な草花です。
もちろん、当時とっても驚きました。家のその白タンポポはもういなくなってしまって久しく、今回は、思わぬ旅先での再会だったのです。

さて、そんな白いタンポポですが、すっかり突然変異種だとばかり思っていたのですが、この本によると数種類あって、ちゃんと品種として扱われているとのこと。黄色のタンポポも多くの品種があり、地域やその種類で特徴があるというではありませんか。

花壇や畑では雑草として邪魔もの扱いされたりもしますが、知っているようで知らないタンポポの仲間たちについて、この本で触れてみてはいかがでしょう。もちろん庭先にいる彼らがどの品種なのかチェックしてみてもいいかもしれません。

春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください。

*本の詳細はこちらでご確認ください。(ページを移動します)