図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!
今回の担当者は、センスを磨きたいスイカです。
記念すべき100冊目の本はこの1冊です。
書名:『フリーダ・カーロ作品集』
著者名:フリーダ・カーロ/画
出版者/出版年:東京美術/2024.10
ISBN:978-4-8087-1278-5
請求記号:723.56フ
フリーダ・カーロの作品と出会ったのは学生のとき、授業の一環で訪れた展覧会でした。
彼女の作品を初めて見た印象は、怖くてなんだか気持ち悪いというような強烈なインパクトがあり、あまりいい印象ではなかったのを覚えています。
フリーダ・カーロはメキシコの画家で主な作品は自画像を描いています。
彼女の人生は苦痛と沢山の困難がありました。
病気や事故により人生で約30回の手術をして、ベッドから動けない彼女が得た表現の場が絵を描くことだったようです。
そういった彼女の人生を知ってから、彼女の作品の怖さ、生々しい痛みが少し理解できたような気がしました。
彼女の作品を見ているうちに、たくさんの困難に見舞われても、それを作品にして強く生きようとする自画像の中の彼女の視線や強さに目が離せなくなってしまうのです。
春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください。