6月28日土曜日、中央図書館・2階集会室で講座『日本刀入門』を開催しました。
講師の村野隆男先生をお呼びして、日本刀についての歴史や鑑賞する際の見方・日本刀を所持するにはなど色々なお話をしていただきました。日本刀に関する内容だけではなく、これまでに携わった東京博物館や米沢の博物館・図書館なども踏まえた内容のため、展示を行う側ならではの視点も盛り込んだものとなりました。
刀を作る工程を資料を用いての紹介や、刀鍛冶師は歴史の中でどのような進退があって現在に至るかを時代ごとの有名な刀鍛冶師に触れながらの解説。
赤羽刀と呼ばれる第二次世界大戦終戦後にGHQによって全国から回収された刀の中で紆余曲折あり日本の管理になった3209本。その後全国の博物館等に無償贈与されたが、条件である展示可能な状態に戻す際の苦労。
この二つの話は、日本刀について初心者ながらとても興味深いものでした。
今回の講座を機会に日本刀について更に知りたくなった方や日本刀に興味がある方むけに刀に関する郷土資料や講座の中で紹介があった本の所蔵について情報を集めました。どんな本があるのかご興味ある方は、案内カウンターまでお尋ねください。
この講演にご参加いただいた皆さんありがとうございました。