図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!
今回の担当者は、庭の草取りが苦手なリッピアです。
今回紹介するのはこの一冊。
書名:『鉱物のテラリウム・レシピ』
著者名:さとうかよこ
出版者/出版年:玄光社/2018.7
ISBN:978-4-7683-0993-3
請求記号:459
閉じられた空間に惹かれるという著者の言葉。
副タイトルにー水槽とガラスびんの中に作る鉱物の庭-とあるように、さまざまなガラス容器の中で完結する小さな小さな世界。
私も、昔、そんな世界に魅力を感じて、苔でテラリウムを作ったことがありましたが、水分の調節など。維持していくのが難しかった覚えがあります。
でも、この本を眺めているともう一度挑戦してみたくなります。
ケイ酸ナトリウムなどの薬品を使う「ケミカルガーデン」はなかなかにハードルが高いですが、試験管の中のケミカル草はとても美しいのでページの写真を見ているだけでも、うっとりします。
イロハモミジやシラカバ、ムクロジなど、公園などでみかける大木も種をまいて、盆栽ほど本格的ではありませんが、小さめの鉢で育てれば「ミニチュアガーデン」として楽しむことができるそうです。
実は、ハーバリウムにも挑戦したことがありました。ガラス容器にドライフラワーを入れて専用のオイルを注いでふたをして密封するといった簡単なものでしたが、中の花たちは色あせることなく、今でも自宅の本棚に飾られています。
こちらの本のレシピではモルフォ蝶の翅や蛍石の欠片などを閉じ込めていて、ハーバリウム(植物標本)を超えた内容が紹介されています。
春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください。