万次郎 地球を初めてめぐった日本人
岡崎ひでたか/作 新日本出版社 913.6 オ
時はえ戸時代。貧しいが働き者の少年万次郎は、漁師を志し出漁したが、黒しおに流されひょう流してしまう。命からがらアメリカのほげい船に救助された万次郎は、船長にみこまれ、世界を知るためにアメリカで学ぶことを決意する。
あまねく神竜住まう国
荻原規子/作 徳間書店 913.6 オ
い豆の地へ流された14さいの源頼朝。そこで出会ったうらない師、湯えのおばばは、頼朝がへびに取りつかれているという。頼朝はへびに打ち勝つ力を見つけるために走湯山へと向かうが、そのと中、土地のわか者と争い「大じゃのどうくつ」へとなげこまれてしまう。
スモーキー山脈からの手紙
バーバラ・オコーナー/作 こだまともこ/訳 評論社 933.7 オ
スモーキー山脈にある古いモーテルの女主人アギーは、夫をなくし、やむなく思い出のつまったモーテルを売ることに。心をいためるアギーのモーテルに、複雑な事情をかかえる3つの家族がやってきた。その子ども達とアギーは次第に心を通わせていく。
ジャングル・ブック
ラドヤード・キプリング/作 三辺律子/訳 岩波書店 933.3 キ
インドのジャングルでオオカミに育てられた少年モウグリ。ジャングルのおきてを学びながら成長するモウグリだったが、ある夜集会でトラのシア・カーンに命をねらわれる。人間をにくむシア・カーンは、モウグリが赤んぼうのころからずっと殺そうとしているのだ。
グッドジョブガールズ
草野たき/著 ポプラ社 913.6 ク
あかり、由香、桃子の三人は「悪友」だ。「仲良し」でも「親友」でもないからなやみも相談しないし、本音もかくしてきた。でも、小学校生活最後の思い出にチアダンスを始めたのをきっかけに、三人の関係が少しずつ変化し始める。
ぼくたちに翼があったころ コルチャック先生と107人の子どもたち
タミ・シェム=トヴ/作 樋口範子/訳 福音館書店 929.736 シ
貧ぼうな少年ヤネクは、足の速さにたよってぬすみをしていたが、ある日暴行を受けて足を折られてしまう。自暴自きになったヤネクが入ったのは、コルチャック先生の運営する「こ児たちの家」。ヤネクは先生たちの愛情を受け、仲間と協力すること、自分で考え、自立することを学んでいく。
波のそこにも
末吉暁子/作 偕成社 913.6 ス
水底の国、いろこの宮ではたらく少女タマオは、ある朝地上の国から落ちてきた少年を助けた。みかどを名のる少年は、落ちたひょうしに大事なほうけんをなくしてしまったという。タマオは大王に命じられ、少年やいろこの宮のひめといっしょにほうけんをさがす旅に出る。
ウソつきとスパイ
レベッカ・ステッド/著 樋渡正人/訳 小峰書店 933.7 ス
ジョージは引っこし先のマンションで「今日はスパイ・クラブのミーティング!」というはり紙をみつけた。はり紙の主は、スパイを名のる同じ年の男の子セイファー。セイファーは、同じマンションに住んでいるミスターXをかんししているというのだ。
踊る光
トンケ・ドラフト/作 西村由美/訳 岩波書店 949.33 ド
まだま法使いがいた時代に、ま法の力によってつくられたウナーヴェン王国の古い灯台。そこの灯台守は、わかいころに船乗りをしていましたが、妻のために陸での生活を選びました。けれども、妻は灯台が好きではなかったのです。表題作『おどる光』ほか全6編。
岸辺のヤービ
梨木香歩/著 福音館書店 913.6 タナ
小さな三日月湖の岸辺で、わたしはヤービに出会いました。 ヤービは小さないきもので、ハリネズミのようにもみえる男の子です。ヤービは、わたしがあげたミルクキャンディーのお礼に、かれの一族のことを話してくれることになったのです。
大きなたまご
オリバー・バターワース/作 松岡享子/訳 岩波書店 933.7バ
ネイトの家のめんどりが、大きな大きなたまごを産みました。ところがたまごからかえったのは、ひよこではなく、今までに見たことのない生きもの。どんどん大きくなっていくその生きものの正体は、この時代にいるはずのない生きものだったのです!
なりたて中学生 初級編
ひこ・田中/作 講談社 913.6 ヒ
小学校6年生のテツオは、となりの学区に引っこした。おかげで親友の菱田や小谷ともはなればなれ。同じ小学校の出身が一人もいない瀬谷中に通うことになってしまった。同じクラスになったのは、制服の採すんで一緒になったアンリや、前から仲の悪い後藤たち。テツオの中学校生活は…。
アラスカの小さな家族 バラードクリークのボー
カークパトリック・ヒル/著 田中奈津子/訳 講談社 933.7 ヒ
5さいの女の子ボーには、血のつながらない父さんがふたりいます。自然が豊かで、みな仲が良いアラスカの町で、エスキモーの友達と遊んだり、くまにでくわしたり、色々な経験をしながら楽しく過ごすボー。そんなある日、町に小さな男の子がやってきます。
美乃里の夏
藤巻吏絵/作 福音館書店 913.6 フ
夏休みの直前、5年生の美乃里は、学年も名前も同じ男の子、 実に出会う。二人は近所のせん湯の絵にひかれて、お風ろそうじの手伝いをすることにした。せん湯のがん固なおじいさんや、実のおばあさん、実と過ごすおだやかな時間が美乃里を成長させていく。
すし食いねえ
吉橋通夫/著 講談社 講談社 913.6 ヨ
にぎりずしが生まれたばかりのえ戸時代。豆吉はおとっつぁんとふたりで屋台ずしを商っていた。ある日、豆吉の屋台にやって来たわかざむらい、文四郎が追っ手におそわれた。それを追いはらったのは、豆吉が商売がたきと思っている評判の内店「松がずし」の一人むすめおきょうだった。
レッド・フォックス カナダの森のキツネ物語
チャールズ・G・D・ロバーツ/作 桂宥子/訳 福音館書店 933.7 ロ
レッド・フォックスは、母ギツネから生まれた兄弟たちの中で、とびぬけて強く、美しく、かしこい小ギツネでした。成長する中で生き方を学んだレッド・フォックスは、数々のこんなんをなみ外れた知えで乗りこえていきます。
はなはなみんみ物語
わたりむつこ/著 岩崎書店 913.6 ワ
はなはなとみんみは、小人のふたご。父さんと母さん、白ひげじいさんの五人で、きょ人の木の中でくらしていた。春近いある日、白ひげじいさんが話してくれた。むかし小人は、もっと大勢でくらし、ま法も使えたというのだ。
飛行士と星の王子さま
ピーター・シス/文・絵 原田勝/訳 徳間書店 289 サ
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、小さいころから飛ぶことにあこがれていました。飛行士になったかれは、南米大陸への航空ゆう便路線を開たくし、飛行にまつわる多くの作品を残しました。「星の王子さま」の作者の生がいをしょうかいした絵本です。
幸せとまずしさの教室 ~世界の子どものくらしから~
石井光太/著 少年写真新聞社 368
世界には、約22億のまずしい人びとがいるといわれています。多くの子どもたちは家がない、ご飯がない、学校へ行けないという生活をしています。けれども悲しんでばかりではありません。かれらは魚をとったり、だれもいない夜の道でサッカー大会をしたりと、幸せを見出しているのです。
原発事故で、生きものたちに何がおこったか。
永幡嘉之/写真・文 岩崎書店 462
福島第一原子力発電所の事故によって、たくさんの放しゃ性物質がまきちらされました。人々がひなんした後の里山で、残された動物や植物はどうなったのでしょうか。生きものたちの様子や、放しゃ線のえいきょうを調べた研究を写真でしょうかいします。
かしこい単細胞粘菌
中垣俊之/文 福音館書店 473.3
たった1個の細ぼうしかもたない単細ぼうの「ねんきん」。植物でも動物でもないのにきょ大化したり、のうも神経もないのに最小限の力でえさにたどりつく手だんを知っています。何億年も前から、ねんきんはかしこく生きぬいてきたのです。
すぐそこに、カヤネズミ 身近にくらす野生動物を守る方法
畠佐代子/著 くもん出版 489.47
カヤネズミは、日本で一番小さいネズミで、草むらに住む身近な野生動物です。しかし近年草むらが減り、絶めつのおそれがあるといわれています。ちょ者の畠さんは、カヤネズミをてっ底的に調べ、人間とともに生きる方法をさがします。
和紙 子どもに伝えたい和の技術 2
和の技術を知る会/著 文渓堂 502
和紙は日本で1500年も前から作られています。コピー用紙のような洋紙よりずっとじょう夫で、2メートル以上の大きな和紙も、伝統的な「手すき」の技術で均一にすくことができます。職人の技や和紙の歴史、様々な使い方がわかります。
稲と日本人
甲斐信枝/作 福音館書店 626
日本人にかかせない米は、水田で作る「水とう」の種子です。日本人は、水とうを二千数百年前も昔から作ってきました。ききんによるが死や水不足に苦しみながら、お百しょうさんたちは強い品種を作ろうと大自然とたたかい、努力を重ねてきたのです。
広島の木に会いにいく
石田優子/著 偕成社 653
1945年、原子ばくだんのひ害にあいながら、今も生き、戦争や原ばくの記おくをわたしたちに伝えてくれる木を「ひばくじゅ木」といいます。木のせん門家であるじゅ木医の活動や広島の人たちのひばく体験を聞きながら、平和について考えます。
みんなでつくる1本の辞書
飯田朝子/文 福音館書店 815.2
日本語には、数を数えるためのことばがあり、何を数えるかによってことばを使い分けています。たとえばネコなら「1ぴき」、車なら「1台」と数えます。ちょ者の飯田さんは「1本」と数えるのはどんなときか、調べてみることにしました。
「エルマーのぼうけん」をかいた女性ルース・S・ガネット
前沢明枝/著 福音館書店 930.278 ガ
『エルマーのぼうけん』の作者ガネットさんは、80さいをすぎても元気でこうき心にあふれています。自分で考えることを大事にする小学校に通い、不当なことに立ち向かう勇気を、周りの大人たちから学んできたのです。『エルマーのぼうけん』が本になるまでの人生を、ユーモアいっぱいに語ってくれました。