北風のわすれたハンカチ
安房直子/作 偕成社 913.6ア
北風のふく寒い山の中で、ひとりでくらすクマ。とてもさびしいので、家のとびらに「どなたか音楽をおしえてください。お礼はたくさんします。」と書いた紙をはりました。するとある日、家に北風がたずねてきて…。表題作ほか2つの物語集。
さかさ町
F.エマーソン・アンドリュース/作 小宮由/訳 岩波書店 933.7 ア
リッキーとアンの兄妹がのっている汽車が、とつぜんうしろむきにすすみました。ついた駅の名前は「さかさ町駅」。その町は何もかもさかさまになっています。文字も家もさかさまで、はたらいているのは、子どもなのです!
ペンギンは、ぼくのネコ
ホリー・ウェッブ/作 田中亜希子/訳 徳間書店 933.7 ウ
小学三年生のアルフィーは、「ペンギン」という名前のネコをかっています。ふたりのひみつの遊び場はとなりの家の庭。でも、となりにこしてきた女の子グレースが、庭に入るのをきん止したり、ペンギンを勝手に家に入れたりして、アルフィーは面白くありません。
ゆうかんな猫ミランダ
エレナー・エスティス/作 津森優子/訳 岩波書店 933.7 エ
むかし、ローマのまちに強くゆうかんな母ねこミランダがすんでいました。クラウディアという女の子の家でくらしていましたが、あるときばん族がせめてきて、まち中が火事になってしまいます。 にげるクラウディアたちとはぐれたミランダは、むすめのプンカとともに、あたらしいすみかをさがします。
わすれものの森
岡田淳・浦川良治/作 BL出版 913.6 オ
ツトムは、学校の音楽会でたて笛のどくそうをすることになっていた。ところが、だいじな笛がゆくえふめい。教室にさがしに行ってみると、おかしなふたりの男があらわれた。ふたりは、わすれものを集めるのが仕事で、ツトムの笛を「わすれものの森」へ持っていったという。
オンネリとアンネリのおうち
マリヤッタ・クレンニエミ/作 渡部翠/訳 福音館書店 993.613 ク
オンネリとアンネリは同じクラスのなかよしです。夏休み、ふたりは「正直なひろいぬしさんにさしあげます」と書かれたふうとうをひろいました。中にはおさつのたばが入っていました。ふたりはそのお金で、「ちいさな女の子がふたりですむおうち」を買うことにしました。
ぼろイスのボス
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/作 野口絵美/訳 徳間書店 933.7 ジ
マーシャとサイモンの家には、しみだらけでぼろぼろのひじかけイスがあります。ある日、そのイスに手品セットのまほうのえきをこぼしてしまったせいで、事けんがおきました。ぼろイスが人間にへん身して、いばりだしたのです。
ルイージといじわるなへいたいさん
ルイス・スロボドキン/作 こみやゆう/訳 徳間書店 933.7 ス
ルイージは、おとなりの国のバイオリンの先生のところへバスでかよっています。国きょうをこえるとき、にもつをしらべにやってくるへいたいさんは、いつも親切にしてくれました。でも、あるときから新人のへいたいさんがやってきて…。
あたし、アンバー・ブラウン!
ポーラ・ダンジガー/作 若林千鶴/訳 文研出版 933.7 ダ
小学3年生のアンバー・ブラウンとジャスティンは、ようち園のころからの親友だった。ところが、ジャスティンがひっこすことになってしまった。もうすぐおわかれなのに、ふたりはけんかをして口をきかなくなってしまう。
菜の子ちゃんと龍の子
富安陽子/作 福音館書店 913.6 ト
トキ子は、ふしぎな転校生なの子ちゃんから「りゅうせん寺のお祭りの夜、てつだってもらいたいことがあるの。」とたのまれます。それは、一ぴきだけ取りのこされて、空にのぼれなくなったりゅうの子を助けることでした。
トルネード! たつまきとともに来た犬
ベッツィ・バイアーズ/作 もりうちすみこ/訳 学研教育出版 933.7 バ
トルネードとは、たつまきのこと。ある日、ぼくはたつまきが来てももどらないとうさんを心配しながら地下室へひなんした。みんながふ安なとき、農場に手つだいにきているピートが、むかしかっていた犬の話をしはじめた。その名前は、トルネード!
あまーいおかしにご妖怪?
廣田衣世/作 あかね書房 913.6 ヒ
八太郎のうちは、しにせのわがし屋。店のひょうばんはいいけれど、八太郎は地味なわがし屋なんてつぎたくないと思っている。ところが、さくら祭りのじゅんび中、光る子どもや空とぶ白いぬのをみたのをきっかけに、八太郎の前におかしなものが次々あらわれて…。
まぼろし写真館
福明子/作 学研教育出版 913.6 フ
「生きている間に見るものなんて、みんな、まぼろしのようなものだ」というのが、ひろむじいさんの口ぐせです。でも、見(み)るもの全部がまぼろしでも、みんなにさい高の写真をとってあげるのが、ひろむじいさんの仕事です。まぼろし写真館は、そのためにあります。
ベッツィ・メイとこいぬ
イーニッド・ブライトン/作 小宮由/訳 岩波書店 933.7 ブ
ベッツィ・メイは小さな女の子。けれども、自分では一人前のおとなだと思っているので、ひとりででかけたいのです。ある日、はじめてひとりでさんぽにでかけたベッツィ・メイは、まいごのこいぬをみつけます。
カエサルくんと本のおはなし
いけがみしゅんいち/文 福音館書店 020
しょうたが図書室で本のページをめくったら、中から小さなおじさんがでてきました! ローマのしょうぐんカエサルと名のるおじさんは、自分が今の「本の形」をさいしょに考えたといい、ページがある本ができるまでのれきしを話しはじめます。
絵本で学ぶイスラームの暮らし
松原直美/文 あすなろ書房 167
世界の多くの人にしんじられているイスラーム。どんな教えで、どんな生活をしているのでしょう。10さいの少年アフマドくんの日じょうをみながら、イスラームのき本てきな教えや行事をわかりやすくせつ明します。
ボルネオでオランウータンに会う -ケンタのジャングル体験-
たかはしあきら/文 福音館書店 292
夏休み、ケンタはジャングル体けんツアーにさんかするため、ボルネオ島にやってきました。野生のゾウをみたり、夜のジャングルをたんけんしたりめずらしい体けんばかり。そしてついに、ずっと会いたかった野生のオランウータンを見つけます。
昔の道具うつりかわり事典
小峰書店 383
道具の使い方を、昔からげん代までじゅんばんにしょうかいしています。お湯をわかす道具では、重たい鉄びんからアルミニウムのやかん。それから電気ポットへとうつりかわりました。写真やイラストでわかりやすくせつめいされています。
黒いお姫さま -ドイツの昔話-
ヴィルヘルム・ブッシュ/採話 上田真而子/編・訳 福音館書店 388
むかし、子どもがいない王さまとおきさきさまがいました。おきさきさまが、悪まからでも子どもがさずかりたいというと、女の子が生まれました。けれども、おきさきさまは十五さいのたんじょう日に死んでしまいました。炭のように黒くなったお姫さまは、真夜中、おかんの中から…。他、ドイツの昔話10話。
ぜんぶわかる!カイコ
新開孝/著 ポプラ社 486.8
カイコはクワの葉を食べ、ねむっているように動かない「みん」と皮をぬぐ「だっ皮」を4回くりかえしてまゆになる。まゆからとった生糸は、美しいきぬおり物になる。たまごからまゆの中のさなぎがせい虫になるすがたまで写真でくわしく見ることができる。
カミツキガメはわるいやつ?
松沢陽士/写真・文 フレーベル館 487.95
カミツキガメは、首が太く体の大きいカメです。かむ力が強いので、きけんだといわれています。さい近ぬまやそのまわりでふえていますが、もともとは北アメリカに住んでいるカメでした。それなのに、なぜ日本にやってきて、こんなにふえてしまったのでしょうか。
タンチョウのきずな 「日本の鶴」の一年
久保敬親/写真・文 小学館 488.5
タンチョウはつがいで子育てをします。このつがいどうしは一生かわりません。北海道のきびしい冬をこえ、春になるとたまごからひながかえります。親鳥はきょう力しあって、ひなをりっぱに育てます。タンチョウの一年の様子を追います。
エゾリス
竹田津実/文・写真 アリス館 489.475
エゾリスは、北海道に住むリスです。作者の竹田津さんは、庭にやってくるようになったエゾリスにアカキチと名づけました。この本は、じゅう医しであり写真家でもある作者の目を通してつづられた、4年間にわたるアカキチの一生の記ろくです。
かき氷 天然氷をつくる
伊地知英信/文 岩崎書店 588.8
夏の暑い日に食べるとおいしいかき氷。むかしは冬にこおらせた天ねん氷を、夏までほぞんして使った。100年い上もまえから、氷づくりせん用の池で天ねん氷をつくりつづける、さい玉県長とろ町にある氷屋さんの作業を、たくさんの写真でしょうかいする。
おいしい“つぶつぶ”穀物の知恵 ゲッチョ先生の穀物コレクション
盛口満/文・絵 少年写真新聞社 616
“つぶつぶ”したおいしいこく物。お米や小麦い外に、昔話のもも太ろうに出てくるきびだんごや、ざっ草のねこじゃらしも、実は “つぶつぶ”のなか間です。人間はいろいろな“つぶつぶ” をか工して、食べ物や道具などを作ってきました。
チャとともに 茶農家村松二六
瀬戸山玄/写真 農山漁村文化協会 617
しずおか県で国さんのこう茶づくりに力をそそぐ茶農家、村松二六さん。しつの高いこう茶を作るため、さいばいからせい茶まで、タイミングを見ながら五感をはたらかせて調整していく。村松さんの工ふうとしょく人わざを、たくさんの写真でしょうかいする。
黒部の谷のトロッコ電車
横溝英一/文・絵 福音館書店 686
黒部のけわしい谷間を走る「トロッコ電車」は、小さいけれど、れんけつしてたくさんの人や荷物をはこぶことができます。この電車が急しゃ面やカーブだらけの谷間を通るのは、発電所があるからなのです。