春日部市立中央図書館ブログ

「図書館の本棚から 第6回」

図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!

今回の担当者は、あんこは断然つぶあん派のおはぎです。

 

今回紹介するのはこの一冊♪

書名:『和菓子のアン』

著者名:坂木 司

出版者/出版年:光文社/2012.10

ISBN:978-4-334-76484-5

 

和菓子を題材にしたグルメミステリー小説シリーズの第1巻です。2020年10月に、最新作となるシリーズ第3巻『アンと愛情』が刊行されています。

グルメミステリーではありますが、デパ地下の和菓子屋で働きはじめた梅本杏子・通称アンちゃんが個性的な同僚に囲まれながら、お客様が持ち込む謎や和菓子にまつわる謎を解きつつ成長していく物語です。

この本で和菓子の奥深さを知ることができるのはもちろんですが、デパ地下の仕事の裏側も知ることができます。アンちゃんと同じ年頃にデパ地下の洋菓子店でアルバイトをしていた私は、読みながら当時のことを思い出して「そうそう!」と相槌を打ったり「そうそう・・・」と遠い目になったりしました。

グルメものとしても、お仕事ものとしても、ライトミステリーとしても楽しめる1冊です。

ぜひ、お茶と和菓子をお供に読んでみてください♪

 

春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪

 

*本の詳細はこちらでご確認ください。(ページを移動します)

投稿日:2021年08月26日

★こわかった?夕べのこわ〜いおはなし会&プチきもだめし★

8月22日、日曜日。図書館がいつも閉まる夜7時から、今年の「夕べのこわ〜いおはなし会&プチきもだめし」がおこなわれました。

閉館の音楽が流れる、明るく照明のついた児童書フロアに、参加者の皆さんが集まってきました。

そして夜7時。
おはなし会についての注意やお願いごとを説明して…。

いつもなら「ろうそくポッ♪」っと手遊びでろうそくの火を灯して始まるおはなし会ですが、今回は手遊びのろうそくを「フッ」と吹き消してスタートします。
みんなが吹き消す動きをすると図書館の中を明るくしていた照明が少しずつ消えていきます。
そして真っ暗な図書館の中に、おはなし会の本を照らす灯りが1つだけ残りました。

最初にちいさめのちょっぴりこわい絵本を1冊。

こわい絵本を紹介
次に、イギリスのむかし話でちいちゃいおばあさんのお話。
あまりの怖さにみんなが息を飲んで静まり返った後は、勇ましいお坊さんとおばけが出てくるちょっとだけこわい紙芝居。
ちょっとだけこわい紙芝居
みんなはここでひと息つけたかな?
最後は、懐中電灯の絵本でした。
おはなし会の演目が終わり、みんなに持ってきてもらっていた懐中電灯をつけて、まわりを照らしたり遊んだりしていると、突然、図書館の奥から叫び声が聞こえてきました!!

いよいよプチきもだめしのはじまりです。

みんながお話を聞いているうちに図書館の様子がすっかり変わって、いつもは通れる所が白い壁ができて通れなくなったり、ドクロがふわふわ浮かぶおばけの世界になってしまっていました。
1人で、親子で、兄弟で、懐中電灯の灯だけをたよりに、暗くておばけの世界になってしまった図書館の中を出口を目指して進みます。

かわいいオバケ
途中にはかわいいオバケがいたり、
ちょっと怖い子
こんなちょっと怖い子がいたり。
骸骨?
骸骨も立っていたり…。

出口にたどり着いたときには、みんな「ほっ」とした様子でした。
(一足先におばけの世界を抜けて、出口へ移動したお父さん、お母さんたちも、いつもと違う図書館の中を楽しんでいただけたでしょうか。)

真っ暗な夜の図書館の、一夜限りのイベントでしたとさ。

中央図書館では、これからもいろいろなイベントを行っていきます。
図書館のHPや館内ポスター、チラシでお知らせしていきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

※おばけの世界な図書館は、みんなが帰った後に電気をつけて明るくしたら、ちゃんと元の図書館に戻りましたよ。

投稿日:2021年08月25日

★夏休み工作おたのしみ会を行いました★

毎日、暑い日が続いていますね。
そんな中、春日部市立中央図書館では、8月10日に「夏休み工作おたのしみ会」が行われました。

工作の前に絵本の読み聞かせ。今回は大型絵本『おばけのてんぷら』を読みました。
絵本の後、おまちかねの工作「びっくり箱を作ろう!」です。

作り方は…

1.最初に、縦長のビニール袋を用意します。

2.袋の穴が開いている口の部分を下にして置きます。目玉などのシールを貼って、自分だけのおばけを作ります。

3.おばけができたら、ストローの出番です。ストローの短い部分をビニール袋の穴に入れ、抜けないようにテープをぐるぐる巻いて。ストローとビニール袋をつなぎます。

おばけができました!

これで、おばけはできましたよ!
次は、おうちを作っていきます。

4.牛乳パック(500ml)の上の三角に閉じてある部分をぐるりと切ります。(今回は先に切ったものを用意していました)

5.おうちの絵が描かれた紙を用意して、好きな色に塗ったり絵を描いたりします。

6.手順5の紙を牛乳パックに貼っていきます。上の三角のところが屋根、下の四角のところが家の壁です。

7.お家の壁にストローが通る位の穴を開けます。

これで、おうちが完成しました!
ここで、さきほどのおばけの出番です。

8.おばけのストロー部分をおうちに開けた穴に通したら、おばけをおうちの中にクシャクシャと詰め込んで、屋根を閉めて完成!

ストローにから、空気を入れると…

おばけが飛び出します!

おうちの中からおばけが飛び出します!
みんなで作ったおばけがずらーり!

おばけをやぶかないように空気を抜いて、おうちに戻してあげれば繰り返し遊べますよ。
ご自宅でもまた作ってみてくださいね☆

参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

投稿日:2021年08月23日

親子で楽しむ映画会、2回目のご報告☆

親子で楽しむ映画会、2回目のご報告☆

 

8月7日㈯教育センター内の視聴覚ホールにて、2回目となる親子で楽しむ映画会を行いました。

1回目に続いて、2回目も雨が降ったりやんだりの不安定な天気でしたが、たくさんの方にお集まりいただきました。

 

今回の映画会は…

『ちびまる子ちゃん―まる子たち、1年生の世話をやく―』

 

 

16ミリフィルムのアニメーションでスタートです。

ちびまる子ちゃんのおはなしです。

まる子たち3年生が一生懸命1年生のめんどうをみていました。

みんなが1年生の最初のころは、どんな小学生だったのかな?

 

おはなしの中においしそうな給食が出てきたので、図書館にある、給食や食べ物の本とお話を少しご紹介。

 

 

みなさん真剣に聞いてくださったので、お話している私まで緊張してしまいました…!

 

続いては、『くじらぐも』です。

 

 

長年、小学校の教科書に採用されているお話で、過去の映画会でも上映しています。

 

『くじらぐも』を観たあと、少しだけ生き物のクジラに関連する本や絵本などを紹介しました。

今回の映画会にちなんで、図書館の窓に飾ろうとリサイクル工作で「くじらぐも」を作ってみたのですが、

そのままでは、ただの白いクジラにしか見えません…。

なので、映画会に参加してくださった皆さんに、仕上げの飾りつけのお手伝いをしてもらいました。

真っ白だったくじらぐもが、おはなしの中の「くじらぐも」のように、皆を乗せてあっという間にカラフルになりました♪

 

 

みなさんのイラストやコメントが、とっても個性豊かです。

 

そしてお次はおりがみ工作♪

今回はコマをつくりました。

3つのパーツを折って組み合わせてつくります。

 

 

少し難しいかな、と心配もしていましたが、お父さんやお母さん方に協力してもらいながら、皆さん頑張って仕上げられていました。

 

 

出来上がったコマは、かわいい見た目でとってもよく回ります。

ぜひ、おうちでもいろんな色で作ってみてね♪

折り方がわからなくなったら、作ったコマをパーツに戻してみてもいいかも?

 

最後は、「2年連続で中止となっている庄和の大凧を、16ミリフィルムで楽しもう!」ということで、

春日部市の記録映像の『庄和の大凧』です。


昭和63年に撮影された、当時の庄和の大凧の映像をご覧いただきました。

大凧が空高く舞い上がる光景は、映像でも大迫力でした。

来年はぜひ、本物を見られたらいいですね…!

 

映像のあとに庄和の大凧の本や資料を少しだけ紹介して映画会はおしまいです。

内容がぎっしり、あっという間の2時間でした。

 

ちなみに、教育センター1階にある郷土資料館では、

開催中の展示と一緒に、桐箪笥とクレヨンしんちゃんの特製コラボスタンプがあるとのことで、この日の帰りに寄っていかれた方もいたみたいです。

(スタンプが押せる期間などは、春日部市郷土資料館でご確認ください)

 

今年の親子で楽しむ映画会は今回までの全2回で終了となります。

感染症対策の一環で事前申込制・当日のマスクの着用・検温など、様々なご協力をいただきありがとうございました。

 

今回のイベントで作成した「くじらぐも」は、8月31日まで図書館内児童書フロアの窓で泳いでいます!

 

 

よろしければ、会いにきてくださいね♪

 

アンケートで、楽しかった等、たくさんの声をいただき大変うれしく思います。

今後もイベント等の情報を図書館HPや図書館内の掲示物などでお知らせしていきます♪

チェックしてみてくださいね。

他のイベントでも、皆さまのご参加をお待ちしています!

投稿日:2021年08月13日

「図書館の本棚から 第5回」

図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!

今回の担当者は、雑学好きのポコです。

 

今回紹介するのはこの一冊♪

 

書名:『初版グリム童話集 ベスト・セレクション』

著者名:ヤーコプ・グリム

    ヴィルヘルム・グリム

出版者/出版年:白水社/1998.10

ISBN:978-4-562-05776-4

これまで知らなかったグリム童話と新たな出会いをしてみませんか?

 

「ラプンツェル」「ヘンゼルとグレーテル」「灰かぶり」「白雪姫」「旅に出たわらと炭とそら豆」など、

一度は目にする機会があったお話ではないでしょうか。

 

これらのお話はすべて1812年に発行された、グリム兄弟が集めた昔話をまとめた童話集に載っているお話です。

ところがこの童話集、読者からの「表現が子ども向きでない」などの批判に対して、残酷な表現や子供に読ませるには不適切と思われる部分を

書き換えたり、削除したりして、第2版以降、出版されるたびに変わっていきました。現在、一般的に読まれているのは第7版だそうです。

『初版グリム童話集 ベスト・セレクション』は書き替えが行われる前のグリム童話集の156話の中から、36話を選んだベスト・セレクションです。

どんな部分が変わっているのか、自分の記憶にあるお話が元々はどんなふうに表現されていたのか、違う部分を発見しながら読みすすめるのも、

また楽しいひと時です。

 

春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪

 

*本の詳細はこちらでご確認ください。(ページを移動します)

投稿日:2021年08月12日