「図書館の本棚から 第52回」
図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!
今回の担当者は、暑いので辛いものが食べたいカプサイシンです。
今回紹介するのはこの一冊♪
書名:『切り紙昆虫館』
著者名:今森 光彦/作
出版者/出版年:童心社/2009.7
ISBN:978-4-494-01098-1
今回ご紹介するのは色鮮やかな蝶や昆虫、鳥たちが集まる自然豊かな里山の生き物を切り絵で表現した『切り紙昆虫館』です。
写真家で切り絵作家の今森光彦さん。
今森さんの理想の里山でもあるアトリエは「オーレリアンの庭」と呼ばれています。
「オーレリアン」とはラテン語に由来する言葉で、チョウを愛する人という意味だそうです。
今森さんの作る作品はどれも生き生きとしています。
色鮮やかな作品は本当に紙だけでできているのかしらと思ってしまうほどです。
そんなすてきな作品を作るのはさぞや繊細で細かい作業に違いないと思っていた時に出会ったのがこの本です。画用紙を折ってハサミで切ってそっと開くと、あっというまに完成!ちょっと不器用でもすてきな切り紙作品を作ることができます。
私は小さい頃、夏になるとよく古利根川のほとりや公園へ昆虫採集に行きました。セミやカブトムシ、クワガタ、バッタなどたくさんの虫を捕まえては持ち帰り観察していたことを思い出します。
図書館前の大きな木でカブトムシを捕まえたこともあるんですよ。
最近は昆虫採集に行くこともなくなりましたが、この本を見るとその時の気持ちを少し思い出すような気がします。
暑い夏、おうちで昆虫採集気分を味わってみてはいかがでしょうか。
春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪
投稿日:2023年07月27日