「図書館の本棚から 第26回」
図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!
今回の担当者は、歴史好きの歴女です。
今回紹介するのはこの一冊♪
書名:『清須会議』
著者名:三谷幸喜
出版者/出版年:幻冬舎/2013.07
ISBN:978-4-344-42055-7
「歴史上の人物や出来事がテーマの作品は、歴史を知っていないと難しい。」
歴史が苦手な方はそう思いますよね?!
安心してください!!この作品は、現代的なとても読みやすい文章で書かれています。冒頭は織田信長から始まるのですが、私は読みながら、こんな感じのおじさんどっかにいそうだなぁと、織田信長に親近感を抱いてしまいそうでした。
著者は、今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本でも話題の、三谷幸喜さんです。三谷幸喜さんは他にも『真田丸』のような時代物の脚本も手掛けており、映画『ザ・マジックアワー』や『ステキな金縛り』のようなコメディも有名ですよね。
清須会議とは、織田信長亡き後の跡継ぎを決める会議ですが、信長の部下たちの次の覇権争いでもあります。それぞれの武将たちの心理戦を、ユーモアたっぷりに書いています。歴史上の出来事をテーマにした作品でありながらクスッと笑えるところがあり、三谷幸喜作品らしい面白いところがいっぱいあります。
歴史が苦手、固い作品は苦手だなと思う方も、読みやすい作品なので挑戦してみませんか?
春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪
投稿日:2022年06月23日