春日部市立中央図書館ブログ

「図書館の本棚から 第46回」

図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!

今回の担当者は、コロナ太りの言い訳が通用しなくなった、でかまる子です。

 

 今回紹介するのはこの一冊♪

 

書名:『コータリン&サイバラの介護の絵本』

著者名:神足裕司

出版者/出版年:文藝春秋/2020.8

ISBN:978-4-16-391248-6

 

著者のコータリンこと神足裕司さんはコラムニスト。漫画家の西原理恵子さんとタッグを組み、数々の有名レストランを酷評した(もちろん良いところは褒める)コラム「恨ミシュラン」を書いた人です。

そのコータリンが2011年にくも膜下出血で倒れて要介護5となり、自宅で介護を受けながら執筆を続けています。

この本には2017年から2020年の「山積みにされたたくさんの困難を一つ一つ解決してゆく」日々が淡々と綴られています。解決のために必要なのは、ケアマネージャーさんを筆頭とする専門家集団、家族、福祉機器など。そして、その場に居合わせた人のちょっとした手助けがあれば良いと。

コータリンいわく「幸せな老後って自分でできなくなってきたことをちょっと補ってくれる環境、ひとの温もりなんじゃないかな。」

年をとること、体が不自由になることへの不安がちょっとだけ軽くなる一冊です。

 

 春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪

 

*本の詳細はこちらでご確認ください。(ページを移動します)

 

投稿日:2023年04月27日

「図書館の本棚から 第45回」

図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!

今回の担当者は、どうやら今年も花粉症回避のくしゃみです。

 

 今回紹介するのはこの一冊♪

 

書名:『河童が覗いたヨーロッパ』

者名:妹尾河童

出版者/出版年:講談社/2001.1

ISBN:978-4-062-73061-7

 

旅する人のスケッチや日記って、見てみたいと思いませんか?

この本は、1971年に1年間ヨーロッパを旅した日本人の、300ページに及ぶ手書きの旅行記です。

今でこそ誰でも海外旅行に行ける時代ですが、50年前の日本といえば1ドル360円、海外旅行なんてまだ庶民のものではありません。この旅ももちろん貧乏旅行だったので、仲間たちからカメラのフィルム代として餞別をもらいました。

餞別のお返しとして、彼はヨーロッパを巡りながら「僕は今こんな旅をしているよ」とノートに描いて、ページをちぎっては家へ送り、仲間たちに報告することにしました。それがそっくりそのまま本になったのが本書なのです。ラフスケッチも舞台芸術家の彼の手にかかれば、写真以上に現地の様子が分かります!

なによりも旅先の興奮や好奇心、各地の人々の考え方の違いに戸惑う(そして面白がる)姿が、50年の時を越えてダイレクトに伝わってきます。各地の駅員のデッサンにもそれぞれのお国柄が出ていて、読んで楽しい一冊です。

 

春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪

 

*本の詳細はこちらでご確認ください。(ページを移動します)

 

投稿日:2023年04月13日

特集コーナーをご紹介します【一般】

図書館の中庭の植物も芽吹きはじめ、ふきぬける風がここちよい季節となりました。4月は門出の季節でもあります。本を手に取って、新しい世界に目を向けてみませんか?

 

 

*大特集*

テーマ:○○はじめました

新生活に向け、新しいことに取り組みませんか?先人の言葉、入門書、新たな挑戦をする物語などをご紹介します。

期間:4月1日から5月31日

 

 

*プチ特集*

テーマ:水の地球(ホシ)

生命の源、余暇、癒し、環境保全に欠かせない水。私たちの暮らす地球と密接に関わる水についての本を集めました。

期間:4月1日から5月31日

 

 

*サイネージ*

テーマ:SMALL WORLDS

小人、ミニチュア、ミクロの世界など、小さなものに関する本を集めました。

期間:4月1日から5月31日

 

 

ぜひお手にとってご覧ください!

ご来館お待ちしています。

投稿日:2023年04月01日

中庭ワークショップを開催しました

2023年4月1日土曜日、中央図書館の中庭で「中庭ワークショップ」が開催されました。

中庭の緑もいっせいに芽吹き、当日は満開の桜の下でのワークショップとなりました。

このイベントでは、日頃図書館の花壇や庭の植物の手入れをされている春日部図書館友の会・春日部C工房の方々と一緒に庭の植物の観察や手入れを行いました。

 

 

さて、まずは中庭にどんな植物が植えられているのか、見に行きましょう。

色々な植物の話を聞きながら、ゆっくり中庭を歩きます。思ったより沢山の花が咲いています。中庭では落ち葉を集めてたい肥も作っているのですって。

 

 

次はいよいよ植え付けの体験です。

今、中庭の南北の通路沿いに昨年の秋のワークショップで植えた「タマスダレ」が元気に育っていますが、今回はその並びにさらに「タマスダレ」の苗を植えていきます。

 

 

初めはこわごわでしたが、慣れてくると植えるのが楽しくなってきたようです。

土を掘っているとミミズが顔を出してびっくり!

ミミズがいるということは良い土の証拠なんですって。ミミズも土に戻してあげます。

「タマスダレ」の苗は初夏にも白い小さな花が咲くと聞いて、みんな待ちきれない様子です。図書館に来たら、ぜひ苗も見に来てくださいね。

 

植え付けが終わると中央花壇の草取りにも挑戦しました。

苗と草を見わけるのが意外に難しい…。

「これは草ですか?抜いていい?」「これはどんな花が咲くの?」質問が飛び交う楽しい時間になりました。

 

 

さて、作業も無事終わり、読み聞かせの時間です。

『わたしたちのたねまき』

もし地球をひとつの大きな庭と考えると…。

たねをまき、育てるということを大きな視点で語りかけてくれる絵本です。

 

さて、最後にもう一冊おすすめの本を紹介。

 

 

『世界で楽しまれている50の園芸植物図鑑』

たった今中庭で見たばかりの植物も色々載っているとあって、みんな興味深そうに聞いていました。

 

 

ワークショップが終了した後も、苗の育て方やプランターで植えられる植物について質問がでるなど、ガーデニングの話で盛り上がっていました。

 

作業中、風が吹くと桜の花びらが中庭中に舞い散り、参加者も思わず手を止めて見とれることもありました。

紹介した本は中央図書館の友の会特集コーナーに置いてあります。

ぜひ見てくださいね。

 

投稿日:2023年04月01日

ビジネス特集はじめました【一般】

春になり新しい生活を始めるかたも多いかと思いますが、図書館でも新しくビジネスの特集が始まります。

1年にわたって「仕事に役立つ図書館フェア」と題して全4回のシリーズで特集します。

 

第1回は「働き方を知ろう」というテーマで在宅ワークやワークライフバランス、共働きなど様々なワークスタイルに関する本を揃えました。

 

*ビジネス特集*

テーマ:働き方を知ろう

期間:4月1日から6月30日

 

 

ぜひお手にとってご覧ください!

ご来館お待ちしています。

投稿日:2023年04月01日