「図書館の本棚から 第46回」
図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!
今回の担当者は、コロナ太りの言い訳が通用しなくなった、でかまる子です。
今回紹介するのはこの一冊♪
書名:『コータリン&サイバラの介護の絵本』
著者名:神足裕司
出版者/出版年:文藝春秋/2020.8
ISBN:978-4-16-391248-6
著者のコータリンこと神足裕司さんはコラムニスト。漫画家の西原理恵子さんとタッグを組み、数々の有名レストランを酷評した(もちろん良いところは褒める)コラム「恨ミシュラン」を書いた人です。
そのコータリンが2011年にくも膜下出血で倒れて要介護5となり、自宅で介護を受けながら執筆を続けています。
この本には2017年から2020年の「山積みにされたたくさんの困難を一つ一つ解決してゆく」日々が淡々と綴られています。解決のために必要なのは、ケアマネージャーさんを筆頭とする専門家集団、家族、福祉機器など。そして、その場に居合わせた人のちょっとした手助けがあれば良いと。
コータリンいわく「幸せな老後って自分でできなくなってきたことをちょっと補ってくれる環境、ひとの温もりなんじゃないかな。」
年をとること、体が不自由になることへの不安がちょっとだけ軽くなる一冊です。
春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪
投稿日:2023年04月27日