春日部市立中央図書館ブログ

♬クラシック音楽を楽しむ会(第2回)

秋も深まり冬の訪れを感じるようになった11月19日(日)。全6回にわたって開催している「クラシック音楽を楽しむ会」の第2回が、前回に引き続き春日部市教育センター2階の視聴覚ホールにて行われました!

入口から会場の様子

今回は『【室内楽】ピアノと管楽の五重奏曲』をテーマに、

♪モーツァルト “ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452”
♪リムスキー=コルサコフ “ピアノと管楽のための五重奏曲変ロ長調”
♪ベートーヴェン “ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 Op.16”

以上の3曲をナクソス・ミュージック・ライブラリーよりお届けしました。

モーツァルト

さわやかな秋晴れとなった日曜の午後、いつもより少しだけ素敵な時間をお過ごしいただけたのなら幸いです。ご参加いただきありがとうございました!

ベートーヴェン

次回は12月24日(日) 14:30〜16:00(開場14:15)に、『第3回【ベートーヴェンの第九】』を開催します!年末各所で耳にするクラシックの定番曲を、ゆったりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
定員は先着100名、当日受付です。春日部教育センター2階視聴覚ホールで行いますので、ぜひお気軽に足をお運びください♪

投稿日:2023年11月30日

「図書館の本棚から 第60回」

図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!
今回の担当者は、アートに詳しくなりたいアートウオッチャーです。

今回紹介するのはこの一冊♪

書名:『世界一やばい西洋絵画の見方入門』
著者名:山田五郎
出版者/出版年:宝島社/2022.9
ISBN:978-4-299-03254-6
請求記号:723セ

気になった展覧会があると美術館に出かけたりしますが、作品を見ているとたまに気になる事があります。

芸術って難しくない?

風景の絵や美しく描かれた人物画など見て、綺麗だな、すごいなと感じるものは分かりやすいのですが、ピカソはわけがわからないと思うし、ルソーはうまいのかどうかも私にはわかりません。この本はそんな疑問を解説してくれました。

西洋絵画の背景を作家ごとにとてもわかりやすく解説しているので芸術って難しいな、敬遠しちゃうなと思う方にお勧めです。それぞれのタイトルも『印象派はディスられていなかった!』『18世紀のフランス宮廷ではあざとさが大流行』など若者にも分かりやすい(?)表現を使っていて、美術に詳しくなくても気になるタイトルです。ちなみにピカソの項目のタイトルは『苦悩する天才が行き着いた「わけのわからない絵」』わけがわからなくてよかったんだ…。

この作品を読んだらまた美術館に行きたくなりました。

春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪

*本の詳細はこちらでご確認ください。(ページを移動します)

投稿日:2023年11月23日

「図書館の本棚から 第59回」

図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!

今回の担当者は、心太(ところてん)です。

 

 今回紹介するのはこの一冊♪

 

書名:『わたしと小鳥とすずと』

著者名:金子 みすゞ

出版者/出版年:JULA出版局/1984. 08

ISBN:4-88284-070-7

請求記号:911.58ワ

本との出会いは人それぞれありますが、私がこの本を手にしたのは山口県を旅した時でした。

金子みすゞの生家跡を訪れた時、みすゞについて熱く語っている人の話を聞き、作品というよりはみすゞ自身の生き方に興味を持ちました。

 

金子みすゞは、大正末期から昭和の初期を生きた童謡詩人です。残念ながらみすゞは26歳で命を絶ってしまいました。この本では、みすゞの書いた512篇の詩のうち60篇を読むことができます。

 

みすゞの詩は、わかりやすい言葉で書かれています。しかし、ドキリとさせる視点があるのです。

率直で温かい言葉から周囲への思いやりが感じられ、みすゞの人柄を感じさせます。

あたり前と見過ごしている出来事に、不思議なことがいっぱいあると気づかされもします。

自分の日常にある楽しみを、見つけてみようと思わせる詩です。

   

みすゞの生誕100年を記念して生家跡に金子みすゞ記念館が造られました。

作者の見た風景を体感した後での読書も心に残るものです。

 

春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪

 

*本の詳細はこちらでご確認ください。(ページを移動します)

投稿日:2023年11月09日

春日部歴史物語〜近世前期編〜第2回

10月29日(日)、「春日部歴史物語〜近世前期編〜第2回」を開催しました。9月に行われた第1回では、地形の変化から春日部の昔の姿に迫りましたが、今回は人々の暮らしを残された資料から探ります。続編ではありますが、異なるアプローチで歴史をたどる独立した回ということもあり、参加者が前回を上回る盛況となりました。
 

講師は引き続き、春日部市郷土資料館学芸員の榎本博氏。


「近世前期」の考え方は人により異なりますが、今回は徳川幕府3代将軍家光から5代将軍綱吉の時代を想定します。「生類憐みの令」で悪評の高い綱吉ですが、天下泰平の時代をむかえ、武威から忠孝・儀礼を重視するようになった時代背景があり、殺伐とした社会で行われていた殺生を禁じることを目的としたものでした。

親しみやすいイラストを用いて当時の暮らしを解説します。


春日部市域の古文書は、この時代から増えていく傾向にあり、人々の息づかいを読み解くことができます。年貢の取立状が紹介されましたが、スライドで写真を映すだけでなく、現物の古文書を提示しながら解説するという、郷土資料館ならではの場面もありました。


講師が手にしているのは、本物の古文書です


「近世前期編」は今回で一区切りですが、「どこかで終わるのではなく、現在まで続いている。それが歴史の醍醐味」と講師からの締めの言葉もあり、今後の展開も期待されます。図書館では引き続き各種イベントを開催予定です。ホームページやポスターなどを通じてお知らせしますので、興味を持たれたらお気軽にご参加ください。

投稿日:2023年11月02日

特集コーナーをご紹介します【YA】

秋の日は釣瓶落としと言いますが、日が落ちるのがずいぶん早くなりました。

秋の夜長に読書はいかがでしょうか。

おすすめ本をご用意してお待ちしています!

 

*YA特集*

テーマ:人文会がおすすめする高校生ブックガイド

期間:11月1日から12月28日

 

20社からなる「人文会」が薦める、高校生向けのガイドブックです。

人文系の入門書としてもおすすめします。

 

 

*こちらの「図書館おすすめ」ページから特集資料をご覧いただけます。(ページを移動します)

ぜひお手にとってご覧ください!

ご来館お待ちしています。

 

投稿日:2023年11月01日