春日部市立中央図書館ブログ

「図書館の本棚から 第24回」

図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!

今回の担当者は、和菓子のおともは緑茶よりもコーヒー派のわらびもちです。

 

 今回紹介するのはこの一冊♪

 

書名:『色の辞典』

著者名:新井美樹

出版者/出版年:雷鳥社/2018.3

ISBN:978-4-8441-3736-8

 

突然ですが皆さんにクイズです。『空五倍子色』これはとある色の名前なのですが、何色なのかわかりますか?

私は初めてこの色の名前を目にした時、まず何と読むのか、そして何色なのかまったくわかりませんでした。「名前の中に、空とあるから青いのかな」とは思いましたが、青色ではありません。答えはこの本の中に隠されていますので、探してみてください。

この本では、単に色の名前や色見本が並んでいるのではなく、ちょっとした色の名前の由来や、歴史上の人物を冠した色についての紹介などもされています。本の装丁も、まるで小さな辞典のようになっていますよ。私はこの本を読んで、一番好きな色の名前が『瓶覗(かめのぞき)』というのだと知りました。皆さんの好きな色が実は何という名前なのか、カラフルなページを辿って調べてみるのも楽しいかもしれませんね。

 春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪

 

*本の詳細はこちらでご確認ください。(ページを移動します)

投稿日:2022年05月26日

「図書館の本棚から 第23回」

図書館スタッフが読んだおすすめ本をご紹介します!

今回の担当者は、GM&Mです。

 

今回紹介するのはこの一冊♪

 

書名:『猫を抱いて象と泳ぐ』

著者名:小川洋子

出版者/出版年:文藝春秋/2009.1

ISBN:978-4-16-327750-9

 

10数年前この本の不思議なタイトルに魅かれ、内容とどんな関係があるのか気になり読み始めた事をおぼえています。

物語は少し奇形をもった優しい少年と太っちょの男性(マスター)の出会いからはじまります。マスターとの出会いはチェスとの出会いでもありました。少年の才能を見出したマスターから様々なことを学ぶ少年。突然訪れる悲しいお別れ。

ここから物語は静かに動き出します。秘密めいたチェスクラブ、ミイラと呼ばれる少女との素敵な時間、老人専用施設エチュードでの生活…これらがやさしく切ない言葉で語られていきます。

著者の描くチェスの世界は、チェスの事が全くわからない私にも美しい棋譜をみせてくれました。

小川洋子さんの物語を堪能すると共に、静寂でありながらやさしい世界を感じていただければと思い紹介させていただきました。

 

春日部市立図書館に所蔵していますので、ぜひ読んでみてください♪

 

*本の詳細はこちらでご確認ください。(ページを移動します)

 

投稿日:2022年05月12日

特集コーナーをご紹介します【一般】

風薫る五月、という言葉のとおり、青葉の茂った樹木の間を、心地よい風が吹き抜けていきます。お散歩の足をのばして、図書館に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?

 

 

*YA特集*

テーマ:YAで見る国際情勢

期間:5/1〜6/30

 

 

*視聴覚特集*

テーマ:ロームミュージック・ファンデーション SPレコード復刻CD集

期間:5/1〜6/30

 

 

ぜひお手にとってご覧ください!

ご来館お待ちしています。

投稿日:2022年05月01日